「入試真っ最中!!親のすべきこと」
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ECCベストワン岡場駅前校
入試当日、志望校へ向かう子供の背中を親は見送ることしかできません。
「落ち着いて平常心で!」「ミスに気をつけて!」と、試験会場で横で言うこともできません。
入試が始まり、合格発表までの期間や、次の入試に向かうまでの時間、親がすべきことは何でしょうか?
神頼みや手を合わせる事ではありません。
①献立&食事の用意をしておく
入試直前から合格が決まるまでの期間中は、実は受験生本人はこれまでの努力を重ねてきたことに自があって案外落ち着いていますが、実は親の方が疲弊しています。
というのも、受験勉強する、移動するといった「行動」より、子どもの健闘を祈る方がよほど体力と気力を必要とするからです。
もちろん、親の年代の年齢的なものもあり疲れが出ます。
入試が始まり、受験生にとって一番の楽しみが「食事」ではないでしょうか。
しかし、親が疲弊してしまったり、午後入試からの帰りが想定以上に遅かったりすると食事を用意する気力も時間もなく、
手を抜いてしまうことも有るかと思います。
そこで、入試期間中(できれば前夜含め)の献立を、前から子供と決めて用意しておき、食事の心配をなくしておきましょう。
ある生徒が「入試楽しみ!」というので「どうして?」と聞いたところ、「だって、好きな食事ばっかり出てくるから」と言っていました。
そのご家庭では、お母様が入試期間中の献立(受験生の好物)をカレンダーに書いていました。
ぜひ、気分の上がる献立(できるだけ消化の良いもの)を立てて用意し、
イベントごととして予め伝えておいてあげてはいかがでしょうか?
② 不合格だった時の反応を決めておく
不合格なんて不吉な話は聞きたくないと思われるでしょう。しかし中学入試では、第一志望に合格するのは3~4人に1人、
つまり半数以上は「不合格」となります。
親がどれほどショックを受けても、子どもは前を向いて次の入試や公立中学進学に向かわねばなりません。
この時に本当に大きく影響があるのが親の態度で、子供の士気に大きく影響が出ます。
子供が「合格」を一番最初に伝えたいのが親であるように、親に「不合格」を伝えたくない気持ちがとても強く、
自分のショックより親に伝える事の辛さの方が強いものです。
もし不合格であった場合の反応(言葉、態度)を、まだ結果が出ないうちに考え、練習しておかれることを強くお勧めします。
とはいえ、実際に不合格通知を目の当たりにしたら、その通りにはできないかもしれません。
でも、頭が真っ白になっても、事前に決めておいたことの断片だけを伝えるだけでもいいですし決めておいた反応をするのでもいいです。
「これまで頑張ってきたことをほめる」「お母さん(お父さん)はそんな君を誇りに思っている」そんな言葉が聞けるとどれだけ救われることでしょう。
親御さんが自分自身を守り、受験生本人が前を向くために絶対に必要だと思います。
③SNSをオフにしておく
子どもが入試を受けている際、待ちながら親は「今年の倍率」「入試動向」などをどうしてもチェックしてしまいます。
しかし、ここまでの受験勉強は、わが子のために、考えに考え、出来る事を施してきたはず。
それを、入試当日に見た一瞬の情報で揺るがす(心配になる)事はありません。
SNS投稿は基本的に“合格”投稿がメインとなります。
不合格の時にご縁がなかった志望校に投稿する人は稀ですから、投稿の内容は偏重しがちでもあります。
合格し嬉しさからこれまでの努力を忘れ、自分は簡単に受かったとかと投稿したくなってしまいます。
まだ合格をもらえておらず、本当に頑張ってる受験仲間はたくさんいます。
ぜひ、長い期間を共に歩んできた全国の中学受験家庭と気持ちを一つにしてください。